白石島概観 アクセス みどころ 白石踊り 環境学習 ギャラリー MAIL
白石踊り
 歌詞 

石童丸(上)


石童丸(上)
昔語りを聞くさへいとど
哀れなるかや石童丸は
父の行方を尋ねむ為に
母を麓の玉屋が茶屋に
預けそれより高野に登る
幼な心のいと優しくも
九万九千の御寺々を
尋ね巡れど行方が知れず
是非も泣く泣く若君様は
フシ・奥へ参らせ給ひけり
ハア・折節父の刈萱こそは
花の御番に当らせ給ひ
花の御籠手に持ちて
下へ下らせ給ひし時に
隠れ御座らぬ無明の橋で
げにや親子の奇縁が不思議
両方互いに行き逢い給ひ
そこで若君かの御僧の
袖を控えてのう御僧様
剃りて間も無き今道心が
もしも御山に坐すなれば
教えや給へと涙と共に
問はで給えばかの御僧は
さては御言葉愚かな稚児よ
そんな尋ねをしたなら仮へ
何時が何時まで尋ねたとても
知れることではなきぞや エイ
これ此れな子
人を尋ねて遂知れよいは
そんじょ某何右衛門とて
書いて立札建て置くなれば
逢うと思へば添書をする
否と思へばその札を引く
凡そ二日か三日で知れる
されば左様の事にてあれば
どうぞ情けに其の札を
書いて給はれのう御僧様
ハア嘆かせ給ふ
易き事なり書き得させんと
されば館に御座れや御稚児
(言切り)茅堂までナア
行かうずものよサァ
(囃詞)いたら寄るもの語るもの
詠


謡2