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白石踊り
 歌詞 

お半長右衛門


お半長衛門
此処は都の寅石町に
呉服商売締め括りよき
繻子の帯屋の長右衛門こそ
内の羽二重お絹と言ふて
綸子気のない妻持ち乍ら
金紗同志の親しき仲に
おぼこ娘にお半と言ふて
年は十四で信濃屋作り
何の鹿の子と言ふではないか
兎角長右衛門に付き纏ひつつ
祇園参りや北野の様へ
参り見物あと青梅縞
それが高じて二人の仲は
抱いて練り絹遂仇枕
お絹此の事夢にも知らず
一家内なる似合いの方へ
嫁に兜羅綿油の小路
仲人仕掛けて頼みの印
代に紬やその甲斐絹なく
見るにお半が気を揉み裏屋
明けてかうよと早や岩田帯
聞いて男もうち驚きて
色は思案の外とは言へど
やがて四十の身を持ち乍ら
コレ・十三、十四の蕾の娘
さても緞子や天鵞絨かなと
夫なに逢瀬もそぐはぬ縁を結ぶ帯屋の軒早や過ぎて
妻に名残も押小路なれど
オクリ・後や先なる娘気なれば
死んで郁美は細路伝ひ
胸もどぎづくあれ三井寺の
鐘は九つ東寺や持者か
いざや幽かに三筋の町も
女心は唯一筋に
思ひ詰めたる身は朝風
共に縮緬いざや此方へと
オクリ・二人手に手を鶏の音つけて
最早桂の月影さへも
西に傾く身の捨て処
さあサア急がん共にと言ふて
石を袂に糸針止める
追ふて来たなら猶面目よ
見つけられじと足取り早く
倒けつ転びつ憂し風の神
(言切り)やがて桂のナア
川も水よさァ
(囃詞)澄まず濁らず出でず入らず
詠


謡2